【MLB】大谷翔平は当初の予定より「DH」で出場増? エンゼルス監督「柔軟に起用」

エンゼルス・大谷翔平【写真:西山和明】

大谷翔平は当初の予定より「DH」で出場増? MLB公式サイトが伝える

 新天地エンゼルスでも二刀流の道を歩み始めている大谷翔平投手について打者としても出場機会が増える可能性をMLB公式サイトが伝えている。

 日本ハムで二刀流を貫いてきた23歳は現在参加中のスプリングトレーニングで、投手、野手ともにオープン戦デビューを果たした。2日(日本時間3日)は投手として実戦に登板予定で、米国の野球にどのように適応していくかが注目されている。

 その中、MLB公式サイトは「オオタニは当初の予定よりも多くのDHをこなすことになるのかもしれない」との見出しで記事を掲載。エンゼルスのマイク・ソーシア監督が投打の起用に柔軟に対応していく姿勢を見せたことを伝えている。

 MLBはNPBよりも試合数が多く、日程は過密。移動も過酷な上、投手としても登板間隔が短くなる見込みだ。その中で大谷のコンディションを保ちながら、投手と野手の起用をどのように使い分けていくかは大きなポイントとなるが、MLB公式サイトは登板日の前後にDHとして出場する可能性があることを指摘。ソーシア監督は記事の中で「シーズン開幕に伴い、間違いなく細かく見ていくことになると思う。投手は投球にたくさんの努力を注がなければならない。しかし、全てのことに対して柔軟にしていくつもりだよ。登板翌日に彼が代打で出ることが出来ても出来なくても、それはそれでいい。だけど、うまく対応していくために柔軟になっていく必要があるね」と語っている。

 一方、指揮官は「いくつかのことに取り組んでいる最中なんだ。シーズンが始まったらわかることだよ」と具体的なプランへの言及を避けたという。

 投手として大きな期待を寄せられながら、打者としても大きなインパクトを残している大谷。オープン戦でも先に結果を残したのは打者としてだった。異例の挑戦に踏み出している二刀流右腕には、現地でも大きな関心が寄せられており、起用法も注目の一つ。メジャー開幕までに、大谷が投手、野手でどう適応していくかによっても指揮官のプランは変わってくるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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