昭恵夫人が藤沢で講演 「おもてなしは心が大切」 藤沢市

笑顔で語る昭恵首相夫人

 市内8つのロータリークラブによる「イントラシティーミーティング」が2月25日、藤沢商工会館ミナパークで開かれ、安倍晋三首相夫人の昭恵氏が基調講演を行った。

 会員相互の親睦と面識を広めることを目的に、毎年開かれている。藤沢では、これまで元防衛庁長官の石破茂氏や細川護熙元首相夫人の佳代子氏らが招かれ、講演を行っている。

 今回は、東京五輪のセーリング競技会場となっている藤沢市で、今後増加する観光客へどのような「おもてなし」が出来るのか考えようと、外遊など世界各地に行くことの多い、昭恵氏へ依頼した。

 講演では「ホスピタリティー」をテーマに、昭恵氏が参加しているミャンマーの支援グループや無償で医療活動を続けている医師との出会い、自身が経営する東京神田の居酒屋「UZU」を出店するきっかけなどを語り、「何かをやろうと思う時には、心が大切。おもてなしも、形だけにこだわるのではなく、心がどれだけ込められるかが必要だ」と言葉に力を込めた。東京五輪へは「寛大な気持ちで盛り上げてほしい。私もそんな気持ちで迎えたい」と笑顔を見せた。

 主宰者のふじさわ西ロータリークラブの端山創之さんは「昭恵さんには、多岐にわたる活動の話をしていただけた。五輪に向けたおもてなしの心構えのほか、普段の奉仕活動でも参考になる意見を聞くことができた」と話した。

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