柴田君、小倉君に茅ヶ崎市特別表彰 切磋琢磨し国体サッカー優勝 茅ヶ崎市

(左から)楯を手に肩を組む小倉君、柴田君

 十間坂在住の柴田壮介君(16)と浜須賀在住の小倉陽太君(16)に対して、2月26日に「茅ヶ崎市特別表彰」が贈られた。これは、文化、スポーツなどの分野で活躍した個人・団体を市が表彰するもの。 柴田君と小倉君は、昨年10月の「国民体育大会サッカー競技少年男子」の神奈川県選抜代表チームの一員として、2年ぶり7度目の優勝に貢献し表彰に至った。2人に楯を手渡した服部信明市長は「厳しい練習を乗り越えて得た優勝だと思う。今後のさらなる活躍に期待している」とエールを送った。

 鶴嶺高校1年で湘南ベルマーレユース所属の柴田君(MF)と、舞岡高校=横浜市戸塚区=1年で横浜FC所属の小倉君(MF)。2人は幼少期にサッカーを始め、小学5年時にロコスポーツの同じスクールに通っていたこともあった。各地区の少年団チームで対戦するなど互いを意識し切磋琢磨。国体では県代表でともに戦い「優勝できたのは良かったが個人レベルではまだまだ」(柴田君)、「スタメンではなかったがベンチからの経験も勉強になった」(小倉君)と振り返る。

 現在は、所属クラブ同士での対戦もあり「ポジションが同じなので、試合ではマッチアップする。絶対に負けたくない」(柴田君)、「負けたくないし、プレーが手本になる」(小倉君)とライバル心をのぞかせる。2年への進級を前に、柴田君は「チームを引っ張れる存在になりたい。トップチームに絡めるよう努力する」、小倉君は「できることを増やし、幼い頃から抱いてきたプロになる夢を実現したい」と意気込みを語った。

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