『Gazzetta dello Sport』は2日、ラツィオのスポーツディレクターを務めている元アルバニア代表FWイグリ・ターレのインタビューを掲載した。
現在ラツィオで最も大きな話題になっているのは、セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの去就だ。
マンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスらが狙っていると言われているが、すでに7000万ユーロ(およそ91.3億円)の入札を拒否し、ラツィオは1億ユーロ(およそ130.4億円)以上を求めたという。
また、もう一つはオランダ代表DFステファン・デ・フライがクラブとの契約更新に向けた交渉を終え、フリーで退団することになったこと。
これらの件についてイグリ・ターレ氏は以下のように話したという。
イグリ・ターレ 「セルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチはヴォイヴォディナにいた。友人のお陰で彼のことを知り、その動きを追っていた。
彼は私のように背が高く、それでいてスターに値する技術的能力を持っていた。
ただ、その時は彼に必要なだけの出場数を保証することができなかったんだ」
「そして、彼がヘンクへと移籍したあとにも調査を続けていたよ。それから、彼と接触した。
フィオレンティーナがすでに彼の父親に接触していた。ただ、フィレンツェに行ったときに敬意を払われなかった。
それから、彼は私の方を向いてくれた。彼の代理人とはリスペクトといい関係を作り上げることが出来たよ」
(ステファン・デ・フライがフリーで退団するのは代理人が問題だった?)
「いいや。彼らはデ・フライの退団とは関係がない。
このキャリアにおいて私は、見習いの頃から何度もミスを重ねてきた。
例えば、ハビエル・パストーレを取り逃したときのことだ。
パストーレの代理人であるシモニアンは、私に彼のプレーを収めたDVDをくれた。
私は『彼はトッププレーヤーだ』と言ったのだが、二人の代理人によって『彼はラツィオでプレーするための力を持っていない』と信じさせられてしまった。
それから、私は特定の代理人に対しては警戒心を持つようになったのだ」