【新日鉄住金役員人事】副社長に谷本、中村、井上、宮本氏が昇格 新執行役員に高橋、越川氏ら10氏

 新日鉄住金は2日、4月1日付(一部6月下旬開催の株主総会日付)の役員人事を発表した。副社長に昇格するのは、谷本進治、中村真一両常務のほか、常務執行役員の井上昭彦、宮本勝弘両氏。井上、宮本両氏は6月下旬に代表権を持つ取締役に就任する。

 副社長管掌では、榮敏治氏が総務・人事労政など、宮本氏が経営企画・財務を担当する。中村氏は営業総括や機材調達などの各分野、技術畑の谷本氏は生産技術などを受け持つ。

 6月下旬の株主総会日付ではほかに、西浦新、飯島敦、安藤豊の3氏(いずれも現常務執行役員)が常務取締役に就任する。

 常務執行役員に昇格するのは、山寺芳美、青木泰、福田和久、小野山修平、上野浩光の5氏。このほかウジミナスに派遣されている元執行役員の内田裕之氏が常務執行役員に就く。

 新任執行役員は高橋望環境部長、越川和弘名古屋支店長、大西利典大阪支社副支社長、山中一馬機材調達部長、佐藤一郎海外事業企画部長、新海一正総務部長、船越弘文経営企画部長、藤田展弘名古屋製鉄所副所長、湊博之八幡製鉄所生産技術部長、里嘉郎建材営業部長の10氏。

 製鉄所長人事では、八幡製鉄所長の佐藤直樹常務執行役員が鹿島製鉄所長に回る。佐藤氏は旧新日本製鉄出身。新日鉄出身者が旧住友金属工業の製鉄所長に就くのは初めて。

 副社長を退任する佐久間総一郎、佐伯康光、藤野伸司、高橋健二の4氏は、6月下旬に取締役を退き、佐久間、高橋両氏は常任顧問、佐伯氏は日鉄住金物産社長、藤野氏は日鉄住金テックスエンジ社長にそれぞれ就任する予定。

 新田博之、谷水一雄、小室芳之、鶴原誠の4氏も6月下旬に執行役員を退任し、新田、小室両氏は常任顧問となる予定。

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