日本銅センターなど3者、アジアでのヒートポンプ普及プロ、18年も継続

 銅の普及・啓発を目指す日本銅センター(会長・中里佳明住友金属鉱山社長)、国際銅協会、ヒートポンプ・蓄熱センターの3者はアジア地域でヒートポンプを普及させる共同プロジェクトを2018年も継続すると発表した。

 ヒートポンプは少ないエネルギーで温度の上げ下げができる技術で、エアコンや給湯器などに使われている。ヒートポンプシステムの普及は銅素材の需要拡大につながる。

 共同プロジェクトは17年にスタート。2年目の今年、ヒートポンプ機器の中でも給湯機器にテーマを絞る。現在、ヒートポンプシステムはエアコンでは一般的だが給湯器では伸び代が多い。

 アジア地域での普及に向けて日本・韓国・タイの3国でヒートポンプ給湯機導入に対する法制度や使用環境について調査している。併せて国内外の政府に対し、省エネやCO2の削減に貢献するヒートポンプシステムに関する政策提言活動も行う。日本銅センターでは調査や資金面でプロジェクトに協力している。

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