完熟イチゴ、たわわに実る

 川崎市内でイチゴの収穫が最盛期を迎えている。今季から栽培を始めた多摩区枡形の北見純一さん(38)方では、たわわに実った真っ赤なイチゴが温室いっぱいになり、甘い香りを漂わせている。

 梨の専業農家だったが、「地域の方に農業への関心をもっと持ってもらいたい」(北見さん)と梨畑の一部を温室にし、市内のイチゴ農家で学び「BUNKAEN」として始めた。

 「収穫のタイミングは(小学生と幼稚園児の)子ども2人の味覚が基準」と完熟にこだわる。甘いイチゴに人気も高く、直売所のオープン前に行列ができることも。市内で4軒目となるイチゴ狩り(水・土曜午後1時半・3時半、要予約)も7日にスタートする予定だ。

 販売は1パック800円。イチゴ狩り(30分)は小学生以上2千円、幼児(2歳以上)1500円。5月末ごろまで。詳細はホームページか、同園電話090(4373)1583。

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