鷹19歳左腕が本拠地ホロ苦デビュー 4四球と大荒れも「自信になることも」

ソフトバンク・古谷優人【写真:福谷佑介】

5番手で登板の古谷は予定の2回保たずに降板も、山川と森を三振斬り

 ソフトバンクの古谷優人投手が、ヤフオクドームでの初登板を果たした。6日に行われた西武とのオープン戦。6回からこの日の5番手として登板すると、制球に苦労して予定の2イニングを投げ終わる前に降板。結果としてはホロ苦い“デビュー戦”となった。

 2016年のドラフト2位で北海道・江陵高からホークスに入団した古谷。昨季の最終戦で1軍初昇格を果たしたものの、敵地での楽天戦で、しかも登板機会はなし。クライマックスシリーズ前の紅白戦でヤフオクドームのマウンドには上がっていたものの。ファンが入った試合での登板は初めてだった。

 1イニング目にいきなり内野安打と右前安打、四球で1死満塁のピンチを招いたが、山川穂高、森友哉の西武の中軸2人を連続空振り三振に切って無失点。2イニング目となった7回は2つの四球と内野安打で満塁とされ、源田壮亮に押し出しの四球を与えて降板。1回2/3を投げて2安打4四球と悔しい結果となった。

 試合後、最速154キロの19歳左腕は「力んだところはありましたし、内容は良くなかった」と反省を口にしながらも「自信になることも多かったです」という。オープン戦とはいえ、初の1軍のマウンド。「1イニング目のピンチも慌てずに落ち着いて投げられましたし、初めての1軍の雰囲気でも落ち着いて投げられたのは良かったです。四球は減らさないといけないですけど」といい、次回登板でのリベンジを誓っていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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