中国でサッカー指導 「人間性育てていきたい」

山宮俊寛さん。「中国人は情に厚く、素直。日本とは違う面白さがある」=別府市実相寺サッカー場

 少年サッカークラブチームを運営するNPO法人スマイス・セレソン(別府市)チーフインストラクターの山宮俊寛さん(33)=同市出身=が、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんの要請で、昨年2月から、中国プロサッカーチーム「浙江緑成(せっこうりょくしょう)」のU―10(10歳以下)、U―13(13歳以下)チームの監督を務めている。

 岡田さんは現在、サッカーJFLのFC今治(愛媛県)の運営会社会長。以前、杭州緑城(現・浙江緑成)の監督をしていたことから、FC今治と浙江緑成は業務提携している。中国でジュニアを指導できる人材を探していた岡田さんに、FC今治関係者が山宮さんを紹介。岡田さんから直接、「力を貸してくれないか」と頼まれた山宮さんは「チャレンジしたい。中国サッカーの発展のために何かできれば」と了承。スマイス・セレソンからの出向として、1年契約で中国に渡った。

 山宮さんは小学5年から市内のクラブチームでサッカーを始めた。高校を卒業後、米国留学を経て、沖縄かりゆしFC、ザスパ草津(当時)に練習生として入団。その後、大分に帰省し、2008年にスマイス・セレソンに入社。指導者を目指し、U―12(12歳以下)のA級コーチの資格を16年に取得した。

 中国では、岡田さんから教わったコーチとしての理念や心構えなども踏まえ、ジュニアチームの指導の他、指導者の養成にも取り組んでいる。「中国人は情に厚く、素直。教育の違いから自発的な行動が苦手で苦労したが、日本とは違う面白さがある」と契約期間を3年に延ばした。

 中国の春節(旧正月)の休暇で帰省していた山宮さんは「サッカーを通じて日中の交流を深めたり、人の役に立つ喜びを感じ取れるなど人間性を育てていきたい」と意気込みを語った。

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