ステンレススクラップ、エコネコルが集荷強化

川崎でCr系の荷受け開始

©株式会社鉄鋼新聞社

 中部地区の大手鉄スクラップ業者、エコネコル(本社・静岡県富士宮市、社長・佐野文勝氏)はクロム系ステンレススクラップ(13クロム、18クロム)の集荷を強化する。今週から川崎ヤード(神奈川県川崎市)で同スクラップ原料の受け入れを開始。同スクラップの取扱高を現行比約30%アップの月2千トンに引き上げる。

 同社はこれまでクロム系ステンレススクラップは船橋(千葉県船橋市)、清水(静岡市)、名古屋、大阪の各ヤードで荷受け。韓国、台湾、タイ、マレーシア、インドなどアジア域内にコンテナ輸出していたが、関東地区で集荷を強化したことで同スクラップの取扱高が増大。集荷・加工処理拠点の船橋ヤードが手狭になってきた。

 また、神奈川エリアの顧客に対しては船橋までの輸送費がネックだった。従来、川崎ヤードでは村山商店に荷役管理を委託し、新断を中心とする鉄スクラップを受け入れていたが、川崎ヤードでも同スクラップを受け入れることで取扱原料の競争力を高める。

 同社はクロム系ステンレススクラップを全社で月1500トン扱う。引き続き神奈川をはじめ関東地区で集荷を一層強化し、川崎では月500トンの取り扱いを目標に置く。

 エコネコルは製鋼原料のほか非鉄金属原料、廃プラスチック・鉱山行き貴金属・古紙などのリサイクルを手掛ける。同社グループの輸出を含めた直近の原料取扱高(全原料)は年間約70万トン。持ち株会社エンビプロ・ホールディングス(社長・佐野富和氏)の傘下で、グループ会社には「しんえこ」のほか総合リサイクルのクロダリサイクル(北海道函館市)、中古車・同部品輸出の3WM(名古屋市)などがある。