新日鉄住金のチタン屋根、中国・復旦大学新校舎に採用

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 新日鉄住金は7日、中国上海市に建設される復旦大学の新校舎の屋根に意匠性チタンが採用されたと発表した。採用数量は10トン(施工面積6千平方メートル)。チタン建材としては大型の受注案件となる。

 採用施設は2019年春に完成予定の「管理学院棟」。中央広場に面した建物と渡り廊下の外装材として採用された。意匠性チタンの独自ブランド「トランティクシー」の金色の薄板材が使われる。生産拠点は大分製鉄所・光製造部(山口県光市)。近く製品を出荷する見通しだ。

 1月26日に現地で材料供給のための調印式が開かれた。新日鉄住金からは村田淑上海事務所長らが出席した。

 同棟はスペインの設計事務所が中国と西洋のデザインが融合した建築物をイメージして設計。そのイメージを象徴する材料として意匠性の高いトランティクシーが評価された。チタン本来の軽量さや、高い耐食性によるメンテナンス負荷の軽減、金属イオンの溶出がほとんどないという環境親和性も評価された。

 採用されたチタン薄板は、広東省の金属加工業者リノックスベルがハニカムパネル屋根部材に加工し、上海市のゼネコン緑地控股集団股分有限公司の指導の下、カーテンウォール業者の上海玻机智能幕分股有限公司が外装工事を行う。