ブルージェイズがタフネス右腕・クリッパードとマイナー契約

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日本時間3月8日、ブルージェイズは通算625登板の実績を誇るベテラン右腕、タイラー・クリッパードとマイナー契約を結んだことを発表した。ブルージェイズのブルペンは7枠のうち2枠がまだ空いていると見られており、クリッパードは招待選手としてチームに合流し、開幕ロースター入りを目指すことになる。

直近3シーズンはいずれもシーズン途中での移籍を経験しているクリッパードだが、ナショナルズ時代は不動のセットアッパーまたはクローザーとして活躍し、2011年、2013年、2014年にリーグ最多ホールドをマーク。2012年には37度のセーブ機会で32セーブをマークした。メジャー定着以来大きな故障がなく、2010年から昨季まで8年連続で67試合以上に登板しているタフネスさも魅力。昨季はヤンキース、ホワイトソックス、アストロズの3球団で2勝8敗5セーブ9ホールド、防御率4.77と不本意な成績に終わったが、67登板と鉄腕ぶりは健在だった。

クリッパードは「チームが僕に求めることなら何でもやるよ。これは交渉の際に、ロス・アトキンスGMにも言ったことだ。僕はこれまでにブルペンで様々な役割を経験してきた。ロングリリーフもやったことがあるし、ナショナルズ時代は左打者と対戦することも多かった。僕は右投手だけど、対左のスペシャリストを務めることもできると思うよ」と語り、あらゆる役割をこなすことに自信を見せる。昨季は制球がやや不安定で、それが苦しいピッチングにつながってしまったが、奪三振率は全盛期の水準を維持しており、制球の不安定さを克服できれば、ブルージェイズにとって大きな戦力となるに違いない。

ブルージェイズのブルペンで開幕ロースター入りが当確と見られているのは、ライアン・テペラ、ダニー・バーンズ、呉昇桓、アーロン・ループ、そしてクローザーのロベルト・オスーナの5人。残りの2枠をかけてジョン・アックスフォード、アル・アルバカーキ、クレイグ・ブレズローといったベテランや、マット・ダーモディ、ティム・メイザ、カルロス・ラミレスらが争っている状況だ。チームは残り2枠に左投手とロングリリーバーを入れる方針だが、あらゆる役割をこなせるクリッパードにも十分チャンスはありそうだ。