村田氏が再選出馬表明 二宮町長選

 任期満了(11月29日)に伴う二宮町長選で、現職の村田邦子氏(60)は、8日開会の町議会本会議で再選を目指し立候補する意向を表明した。同町長選での出馬表明は、添田孝司町議(66)に続いて2人目。善波宣雄氏(無所属)の一般質問に答えた。

 村田氏は実績として、小児医療費助成など子育て支援の拡充や、町役場の耐震化に伴う移転・新設方針の決定などを列挙。「新庁舎建設は町の新たなシンボルで活性化への大きな事業。2期目に向けて責任を持って道筋を示していきたい。人口減少問題は避けられないが、町のコンパクトさを生かして立ち向かう」と意欲を示した。

 2期目に取り組む課題としては、東京大学果樹園跡地(同町中里)など町有地の有効活用や公立小中学校などの再編、統廃合を挙げた。また1期目の公約に掲げながら実現できていない退職金廃止については「1期4年に見合った報酬にすべき。(県市町村職員退職手当組合の)議員を担当する2年間で提案を続けたい」とした。

 村田氏は1998年から町議を2期、県議を1期務めた。2014年11月の同町長選に初挑戦し、当時の現職を破った。

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