「ボートショー2018」にドローン関連企業が出展 ボートオーナーに向けドローンをアピール マリン業界国内最大イベント「ジャパンインターナショナルボートショー2018」が、3月8日、神奈川県横浜市のみなとみらい地区のパシフィコ横浜で開幕した。ドローン関連企業も出展し、ボートオーナーにドローンの活用をアピールした。

自分のボートをドローンで撮影

 マリン業界国内最大イベント「ジャパンインターナショナルボートショー2018」が、3月8日、神奈川県横浜市のみなとみらい地区のパシフィコ横浜で開幕した。
 ドローン関係ではスクールや空撮イベントを行っているライオンフィルム株式会社(東京都墨田区)が、マリンスポーツにおけるドローンの普及のために出展、同社お運営するドローン練習場やドローンスクールの施設のライオンズファシリティの紹介やDJI製のPHANTOM 4、MAVIC PROや今年1月に発表されたMAVIC AIRなどの販売を行った。ライオンフィルムが同ボートショーに出展するのは昨年に引き続き2回目となり、来場者の多くが「海上を疾走する自分のボートをドローンで撮影したい」などドローンに高い関心を示していた。

ライオンフィルムのブースでは、DJI製のドローンが展示、販売を行っていた。
オルソのドローンスターやTELLOも展示。

釣り竿が1000m先まで伸びる?

 また水中ドローンなどの開発を行っているPowerVision社(中国)は、今年初めて出展。すでに発表、販売されている水中ドローンのPowerRayや卵形ドローンのPwerEggの他に、今後販売を予定しているPowerDolphinも紹介していた。PowerRayは高性能魚群探知機を備え、4K UHDカメラを搭載、ケーブルは70mまで伸ばすことが可能で潜水可能深度は30mとなっている。
 PowerDolphinは上下に稼働する4KHDカメラ搭載で1000mの距離までリモートコントロールが可能。サーフィンなどマリンスポーツの映像を水上視点で楽しむことができ、さらに水中にカメラを向けると海底を泳ぐ魚などの様子や釣りに応用して魚が餌に食いつく瞬間までリアルタイムで見ることができる。バッテリーは2時間。製品のプレゼンテーションには多くの来場者が足を止めていた。

今回初めてボーとショーに出展したPowerVisionで展示された水中ドローンのPowerRay。
今後、販売予定のPowerDolphin。

 このほかにも、PowerVision社のPowerRayを販売している、マリンショップの田中産業株式会社(東京都中央区)の出展もあった。
 同ボートショーには、ボート、ヨット、水上オートバイなど、総額約100億円にのぼるマリン製品が展、11日まで開催される。

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