「山の神」も疾走 相模原でクロスカントリー大会

 「相模原クロスカントリー大会2018」が10日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区)で開かれた。今回新設された小学生部門をはじめ計8部門に、県内外の実業団や大学、高校、中学などのトップランナーら計600人が出場。ウッドチップや芝生舗装を施した全国でも数少ないクロスカントリー仕様の常設コースを駆け抜けた。同市、市教育委員会、市体育協会、市陸上競技協会の主催。

 箱根駅伝で「山の神」と呼ばれた青山学院大出身の神野大地選手(コニカミノルタ)がゲストランナーとして参加。中学生男子の部や同女子の部(各3キロ)で先頭集団を引っ張り、ゴール後には後続の選手たちを励ました。トークショーでは、けがの悩みやトレーニング方法など中学生からの質問に丁寧に答えていた。

 中学生男子の部で優勝した松田爽さん(15)=静岡県富士市立鷹岡中3年=は「神野選手が上手に引っ張ってくれた。自分も神野選手のような高いレベルを目指したい」と刺激を受けた様子だった。

 大会には、ジュニア男子の部(高校生、5キロ)で大学進学後の箱根駅伝を目指す全国強豪校の有力選手をはじめ、大学・一般男子の部(8キロ)は昨年の全日本大学駅伝5区で区間賞を記録し、神奈川大の20年ぶりの優勝に貢献した越川堅太選手らが出場した。

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