先日のマルセイユ戦で第五中足骨を骨折する怪我を負い、手術を余儀なくされたネイマール。
ワールドカップまであと4ヶ月を切った状況での離脱とあって、各方面が彼の状態を心配している。
それでは、これまで同じ中足骨を骨折したスター選手はどのような運命を辿ったのか?『Sportskeeda』がまとめていた。
ジョン・テリー(離脱:9週間)
昨年、長く所属してきたチェルシーを退団することになったジョン・テリー。新天地は2部のアストン・ヴィラとなった。
しかし、それから数ヶ月後の11月。テリーは第5中足骨を骨折する怪我を負ってしまい、ピッチを離れることになった。
だが、40歳近いと言うのに回復は早かった。彼はわずか9週間で試合に戻り、1月からプレーを再開している。
ウェイン・ルーニー(離脱:14週間)
2006年のワールドカップを控えていたシーズンだった。ウェイン・ルーニーはチェルシーとの試合でパウロ・フェレイラと衝突。第4中足骨を壊してしまった。
彼にとって、ワールドカップへの出場が危ぶまれる状況だった。しかし、大会に向けたチームを発表する2日前に検査で問題が発見されず、ギリギリでメンバー入りを果たした。
印象的な回復は見せたものの、グループステージではプレーすることができなかった。
デイヴィッド・ベッカム(離脱:7週間)
彼はもしかしたら中足骨の名前をサッカー界で有名にした最初の男かもしれない。
2002年、マンチェスター・ユナイテッドとデポルティーボ・ラ・コルーニャのチャンピオンズリーグだ。ペドロ・ドゥシェールの恐怖のタックルで、ベッカムは足を痛めてしまった。
それは日韓ワールドカップの直前、4月のことだった。だが、わずか2ヶ月で彼は回復。イングランド代表として大会に出場してみせた。
マイケル・オーウェン(離脱:17週間)
キャリアを通して怪我に苦しんだオーウェン。中足骨骨折も治療が長引いてしまった。
2005年末、トッテナムのGKポール・ロビンソンと衝突したオーウェンは第5中足骨を壊してしまった。
当初はそれほど深刻ではないと言われたが、時間が進むごとに複雑な状況に。シーズン最後に復帰をしたが、1試合のみで夏を迎えることになった。
プレーをするために金属のピンを埋め込んだままワールドカップに臨んだが、さらにスウェーデン戦で前十字靭帯を壊してしまう…。
スティーヴン・ジェラード(離脱:10週間)
オーウェンと同じくリヴァプールのレジェンド、スティーヴン・ジェラード。彼も同じように中足骨を折った経験を持つ。
2004年9月、マンチェスター・ユナイテッドとの試合で彼は足を痛め、8週間の離脱と予想された。
しかし彼も考えられたより多くの時間を必要とし、ピッチに戻るまでには10週間を要した。
ガブリエウ・ジェズス(離脱:10週間)
回復がうまく行ったケースではガブリエウ・ジェズスが挙げられるだろう。マンチェスター・シティに加入してから5試合で3得点と大爆発していた。
しかし彼は昨年2月のボーンマス戦で右足の中足骨を骨折してしまった。復帰するまでには10週間が必要だったが、戻ってきてからも高いパフォーマンスを維持した。
ブラジル代表でのパートナーであるネイマールにアドバイスしなければならないことは多そうだ。
マヌエル・ノイアー(離脱:未定)
もしかしたら、中足骨の破損で最も苦しんだ男かもしれない。ノイアーは2度同じ箇所を負傷しており、まだ復帰を果たせずにいる。
4月のレアル・マドリー戦でプレーしていたとき、左足中足骨に細いクラックが発生した。
それから復帰したものの、9月には練習で似たような怪我を再発させている。ただ、手術は成功した。ワールドカップには出場できるというが…。
リオネル・メッシ(離脱:12週間)
このバルセロナのスーパースターも、19歳という若さで中足骨を折る怪我を経験している。
彼はラス・パルマスとの試合で左足の第5中足骨を壊してしまい、手術を受けることになった。
およそ3ヶ月で復帰した彼は、レアル・マドリーとのエル・クラシコに間に合わせ、ハットトリックを達成した。