神鋼商事、中山金属を完全子会社化 非鉄素材、加工品営業の連携強化

 神鋼商事は9日、8割出資している非鉄金属流通の中山金属を同日付で完全子会社化したと発表した。

 中山金属は、主に自動車や二輪分野の非鉄金属材料の素材、加工品を販売しており、今回の完全子会社化により、中山金属との営業面における連携を強化する。中山喜徳社長は4月1日付で退任し、新社長にはコベルコ・トレーディング・ベトナムの木場豊社長が就く。中山社長の去就は未定。

 神鋼商事は2016年1月に旧・中山金属(17年12月12日付でナカヤマビルに社名変更)が新設分割により設立した国内外卸売事業の中山金属を子会社化していた。今回、グループ経営の効率化、連携強化などの観点から、完全子会社化を決めた。

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