ドゥカティのサテライトチーム、アビンティア・レーシングが2018年体制発表

 MotoGPに参戦するレアーレ・アビンティア・レーシングは、スペイン・マドリードで2018年シーズンの参戦体制を発表した。

 ドゥカティのサテライトチームとしてMotoGPに参戦するアビンティア・レーシング。2017年はエクトル・バルベラとロリス・バズのふたりを起用し、バルベラがランキング22位、バズはランキング18位でシーズンを終えた。

 2018年はライダーラインアップを一新。新たにスペイン人ライダーのティト・ラバットとベルギー人ライダーのハビエル・シメオンを起用してシリーズを戦う。

 ラバットは、2014年のMoto2クラスでタイトルを獲得し、2016年にMotoGPクラスに昇格。エストレージャ・ガルシア・0.0・マーク・VDSで2シーズンを戦い、2017年はランキング19位でシーズンを終えた。

 チームメイトのシメオンは、2010年にモリワキのマシンでMoto2にデビュー。2015年はカレックスのマシンを駆り、第9戦ドイツGPで初優勝を挙げている。

 発表会でラバットは2018年の意気込みをコメント。

「カタールの開幕戦に向けた準備はできている。このチームは僕の自宅にいるようだ。デスモセディッチGP17は最初から良いフィーリングがあった。最初のフリープラクティスが始まることが待ちきれないよ」

 MotoGPデビューイヤーとなるシメオンは「シーズンは順調に進んでいるし、チームのおかげでMotoGPについて多くのことを学ぶことができた。新しいバイクは美しく、チームとのスタートは素晴らしいかった。数日後、僕たちはカタールに行き、本番が始まる。重要なことは、僕たちのが準備ができていることだ」と開幕戦への手応えを語った。

 また、アビンティア・レーシングはMoto3クラスにも参戦。マシンはKTMを使用し、ライダーはベルギー人ライダーのリビオ・ロイを起用する。

ハビエル・シメオン(左)、ティト・ラバット(中)、リビオ・ロイ

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