【MLB】大谷翔平、12打席ぶり安打 21歳年上の右腕コロン「良い打者になりそう」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

コロンからライト前ヒット、LA紙は「スランプから抜け出した」

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、アリゾナ州テンピでのオープン戦レンジャーズ戦に「8番・DH」でスタメン出場し、12打席ぶりのヒットを含む3打数1安打だった。オープン戦の打率は.143。大谷にライト前ヒットを許した相手先発の44歳右腕バートロ・コロン投手は「良いバッターになりそう」と振り返っている。地元紙「スターテレグラム」が伝えた。

 大谷は2回、2死一塁で打席に立つと、21歳年上のコロンから一二塁間を抜くライト前ヒット。オープン戦12打席ぶり、2本目の安打となった。その後、第2打席は右腕スコットと対戦し、カウント1-2から空振り三振。7回の第3打席は2点リードの6回2死一、二塁の好機で右腕ゴーデルの初球を打つも、一ゴロに倒れ3打数1安打だった。

 対戦相手のレンジャーズの地元紙である「スターテレグラム」は「彼らは今オフシーズンに(獲得を)待ち望んだ、日本出身のひと際目立つ選手であるショウヘイ・オオタニとカクタスリーグの試合で初対面を果たしたのだ」と、試合について報じた。レンジャーズも大谷獲得に力を注いでいたチームの1つだった。

 記事では、大谷がコロンからヒットを打ったことを伝えつつ、今年もメジャー契約を結べばMLB最年長選手となる右腕のコメントも紹介。大ベテランは「彼は良いバッターになりそうだね。だけど、彼がいつ登板し、いつ打席に立つかを決めるのは彼ら(エンゼルス)次第だね」と話したという。

 また、ロサンゼルスでは大谷のこの日の登場曲が話題に。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「オオタニがスランプを抜け出す」との小見出しをつけ、「10打数連続無安打となった後に、ショウヘイ・オオタニは4-3と勝利した日曜日のテキサス戦での2回にバートロ・コロンから安打を放った。彼はその後に三振とゴロでのアウトになり、今カクタスリーグにおいて14打数2安打となった」と伝えている。

 そして、「議論のもう一つのテーマは、レンジャーズ戦でのオオタニの打席登場時に伴って流れる音楽だ」と言及。「日本のポップスターである、きゃりーぱみゅぱみゅの『ファッションモンスター』が場内アナウンスで鳴り響いたのだった」と伝えている。

 開幕へ向けて、まだ投打ともに経験を重ねている段階。このまま環境にもしっかりと慣れていきたいところだ。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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