私たちの校歌、復興の橋に刻む 阿蘇西小6年生

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赤水跨線橋の橋面に校歌をつづった阿蘇西小の児童たち=阿蘇市

 阿蘇市的石の阿蘇西小6年生23人が12日、熊本地震で寸断された国道57号の北側復旧ルートのうち、同市赤水で先行して完成した「赤水跨線橋[こせんきょう]」を卒業記念で訪れ、未舗装の橋面にペンキで校歌の歌詞をつづった。

 橋は、復旧ルートとJR豊肥線を立体交差する15カ所の跨線橋のうち完成した第1弾。橋近くの校舎が被災し、旧尾ケ石東部小に仮移転を余儀なくされた阿蘇西小の児童の卒業記念にと、国土交通省が企画した。

 児童たちが書いた字を基に「赤水跨線橋」「JR豊肥本線」など四つのブロンズ製橋名板も作成。児童たちは安全ヘルメット姿で高さ約8メートルの橋上まで上り、重さ8キロの橋名板を接着剤を塗った橋に取り付けた。コンクリート製の橋面全体には黒や赤のペンキを使い、ひざをついて思い思いに校歌をつづった。

 「赤水跨線橋」の題字を書いた後藤春音さんは「この橋がこの先ずっと壊れずにいてほしいと思いを込めた」。藤原深愛[みう]さんは「元の校舎で卒業できないのは寂しいけど、大人になってこの橋を通るたびに懐かしい気持ちになると思う」と話した。(中尾有希)

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