LIXIL、太陽光発電架台の子会社統合 産業用アルミ製品を強化

 LIXIL(本社・東京都千代田区、社長・瀬戸欣哉氏)は4月1日付で、産業向けのアルミ製太陽光発電用架台を手掛ける完全子会社のLIXILエナジー(本社・東京都江東区、社長・福島恭輔氏)を吸収合併する。産業用のアルミ製品事業を強化する戦略の一貫。子会社を統合し本体の事業とシナジーを創出することで、産業用アルミ製品全体としての競争力を高める。

 LIXILエナジー社は産業用のアルミ製太陽光架台の設計と営業を担当。LIXIL本体では自動車や電機向けなど産業用のアルミ形材や加工品などを材料事業部で幅広く手掛けている。LIXILエナジー社の吸収合併により、より幅広い製品をワンストップで提案できる体制となるため顧客対応力がさらに高まる。また、産業用のアルミ製太陽光架台の事業としてはLIXILエナジー社の設計・営業機能と、LIXIL本体が持つ製造機能の連携がさらに強まることがメリット。製販の一体化によって、これまで以上にスピード感を持った拡販活動が可能になる。

 LIXILエナジー社は2009年設立で資本金は1億円。東京都と福岡県に事業拠点を有している。

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