【電線大手の春季交渉】住友電工、ベア1500円

 大手電線メーカーでも各労働組合に対して春季交渉の回答を行った。住友電工では35歳標準労働者で2018年度に1500円のベースアップを実施する。同社のベアは5年連続で、上げ幅は前回の1千円から拡大する。フジクラではベアは実施しないが、初任給・企業内最低賃金を2千円引き上げると回答。住友電工労組の要求額はベア3千円、フジクラ労組ではベア3千円以上を求めていた。

 年間一時金については住友電工が組合員平均で5カ月分・164万4千円で回答。フジクラは4・56カ月分・138万6900円とした。

 産別労組である全日本電線関連産業労働組合連合会が掲げた今春闘の要求水準は3千円以上のベースアップ、年間一時金5カ月分中心だった。

 順大手メーカーは、きょう15日に回答する。

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