復活した”ブラジルの貴公子”が中国で大人気 テベスとは違うファンから愛される理由とは

中国で活躍するパト photo/Getty Images

近年は欧州で活躍したスター選手が中国に渡るケースも増えており、天津権健に所属するFWアレシャンドレ・パトもその1人だ。かつてミランなどで活躍したパトは2017年1月に加入し、昨年はリーグ戦で15得点を挙げる活躍を見せている。
この見事な成績でパトはサポーターのハートを掴んでいるのだが、パトの人気が高いのはそれだけが理由ではない。韓国『スポーツソウル』は、パトが積極的に中国の環境や文化に適応しようとしていることが大きいと伝えている。

パトは中国に渡ってからSNSで中国観光を楽しむ姿やトレーニング風景、さらには中国のサッカーファンとの写真などを積極的に投稿し、中国語でのコミュニケーションにも努めている。さらに中国の女優ディリロバさんのことがタイプだと明かし、こうした親しみやすいところが人気上昇に繋がっているという。

パトが移籍した時には元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが上海申花に世界最高額の年俸で加入したことが大きな話題を呼んだため、パト移籍のニュースはそれほど注目されたわけではない。しかし同メディアは、「パトは中国で最も人気のある選手の1人になった。そこには中国文化への適応とファンとのコミュニケーションを取るプロ意識があった」と伝えている。

テベスは何度か中国サッカーの実力や環境に不満を漏らしていたが、パトは全く異なるアプローチをしている。スター選手だからといって全員が歓迎されるわけではなく、やはり文化や慣習へのリスペクトが人気を確立するうえで重要なのだろう。

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