浅野拓磨、井手口陽介、久保裕也。彼らはすでにA代表でプレイした経験を持つリオデジャネイロ五輪世代の若手選手たちだ。今後の日本サッカー界を支える存在になる可能性のある彼らにはこれまでもスポットが当たってきたが、今や最も世界で注目を集める若手日本人選手はFW中島翔哉だろう。
昨年8月、ちょうど井手口や浅野の活躍でロシアワールドカップ行きを決めたオーストラリア代表戦の時期に中島はFC東京からポルトガル1部のポルティモネンセにレンタル移籍した。そこから驚異的なペースでゴールに絡んでいき、現在はリーグ戦で9ゴール7アシストを記録している。
今回オランダ『Voetbalzone』は見逃してはならない未来のスター候補の1人として中島を特集しており、そのスピードや得点感覚を称賛している。これまで中島には国内の強豪クラブであるポルト、ベンフィカ、さらには欧州を代表するクラブであるマンチェスター・ユナイテッドやナポリ、サンテティエンヌ、ボルドー、シュツットガルト、ドルトムント、ガラタサライ、アトレティコ・マドリード、アラベスなどが関心を示してきたと紹介されており、今や日本人選手の中で中島は次にビッグクラブへ挑戦する可能性が最も高い選手と言える。世界が注目するのは当然の流れだろう。
同メディアは中島を獲得するには多額の資金が必要で、ブレイクの期待高まる「Newカガワ」と紹介している。先日発表されたベルギー遠征に臨む日本代表メンバーにも選ばれており、久保や浅野らとリオデジャネイロ五輪を経験した世代がまた1人ロシアワールドカップ行きを争う戦いに名乗りを上げてきた。仮にロシアW杯のメンバーに選ばれて活躍した場合、中島の評価はさらに上がって強豪クラブによる争奪戦が勃発するかもしれない。23歳の中島には世界中から注目が集まっている。
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