「艦これ」ファン 佐世保に集結 海軍の街楽しむイベント 18日まで

 旧日本軍の艦船を擬人化したキャラクターが登場する人気オンラインゲーム「艦隊これくしょん-艦これ-」とコラボレーションしたイベント「『艦これ』佐世保鎮守府巡り」が17日、長崎県佐世保市内であり、ファンら延べ約6千人(主催者発表)がスタンプラリーなどを通し佐世保の魅力に触れた。18日まで。
 地方創生を民間主導で進める「佐世保地方創生プロジェクトチーム(PT)」(代表幹事・池田真秀ホーセイ社長)が、佐世保に息づく「海軍文化」との関係から「艦これ」に着目。運営会社側に働き掛けて実現した。
 下京町の「くっけん広場」でオリジナルグッズを展示販売。広場前を起点に旧佐世保鎮守府凱旋(がいせん)記念館(市民文化ホール)などを巡るスタンプラリーもあり、ファンらは街歩きに繰り出した。福岡市博多区の大学生、光安友拓(ともひろ)さん(20)は「佐世保バーガーのコラボメニューが楽しみ」と話した。
 18日もイベントは午前10時から。佐世保バーガーを扱う市内8店ではコラボメニューを購入するとオリジナルアイテムがもらえる催しを開催中。PTメンバーでイベントを統括した門田和義さん(48)は「期待通りの盛況。ファンの強い気持ちを感じた。一過性ではなく次につなげたい」と語った。

スタンプラリーの台紙を手に、街歩きに繰り出すファンら=佐世保市、くっけん広場前

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