「レアル・マドリー、来季開幕までに解決すべき5つの問題」

史上初のCL2連覇から一転、今季は苦しんでいるレアル・マドリー。

CL3連覇の可能性は残るものの、リーガ連覇はもはや絶望的だ。

ここでは、『sportskeeda』による「レアルが来季までに解消すべき5つの問題点」を見てみる。

GK問題の解決

イケル・カシージャス退団以降、GKはレアルにとって主要な懸念材料となっている。

代役としてキコ・カシージャとケイロル・ナバスを獲得したものの、両者ともに“聖”イケルと同レベルの一貫性は見せられていない。

昨季は傑出したシーズンを送ったナバスも、今季は一貫性を欠いている。一方のカシージャはカップ戦でのチャンスを活かし切れていない。

さらに、2人は年齢が30代に差し掛かっており、レアルが長期的な解決策となれるワールドクラスのGKと契約しなければいけないことは明白だ。

これまでダビド・デ・ヘアの獲得にトライしたが、マンチェスター・ユナイテッドからは固辞されてきた。

再び移籍マーケットが開いた際、レアルは別のアプローチをすべきだ。ティボー・クルトワ(チェルシー)やケパ・アリサバラガ(アスレティック・ビルバオ)のようなGKも非常にいいバックアップになる。

質を備えた選手層の欠如

昨夏、レアルはアルバロ・モラタ、ハメス・ロドリゲス(ローン)、ペペ、ダニーロら重要な選手を放出。それでいい資金を得たが、適切な代役を獲得しなかった。

今のチームには途中出場からインパクトを作り出して勝利をもたらすような控え選手がいない。昨季はモラタやハメスがゲームチェンジャーになっていたが、今季はそういった存在が見当たらないのだ。

アシュラフ・ハーキミ(19歳)やヘスス・バジェホ(21歳)らいい若手選手も数人いるが、彼らに重荷は背負わせられない。

よって、来季覇権を奪還するために、ジダンと首脳陣は今夏のマーケットで超活動的になり続ける必要がある。

右SBダニ・カルバハルのバックアッパー

今季のレアルは守備も大きな問題になっている。リーガではバルセロナやアトレティコ・マドリーの倍以上の失点を喫しているのだ。

カルバハルはいい選手であり、この数年間はレギュラーを務めてきた。そんな彼でさえも今季は怪我の影響を受けている。

ジダン監督は右SBに19歳のアシュラフ・ハーキミを起用してきたが、彼はまだ若すぎるし経験値が足りない。

移籍マーケットでいいサイドバックが枯渇することはなく、右SBの強化のために大金を投じる時かもしれない。

ギャレス・ベイルの代役探し

2013年にトッテナムから彼を獲得した際、レアルは大きな期待を寄せていた。

彼の才能はとてつもないが、恒常的な怪我によって成長が阻害されている。

ここ2シーズンは25試合出場に達しておらず、レアルはより定期的なパフォーマンスができる選手を必要としている。

エデン・アザール獲得の噂はずっと伝えられており、彼ならパーフェクトな補強になるだろう。ムハンマド・サラーやパウロ・ディバラもベイルの代役になりうる存在だ。

不発なベンゼマの代役探し

2009年に当時21歳でレアルにやってきた彼は、クリスティアーノ・ロナウドとともに前線を牽引してきた。

その貢献は素晴らしいもので、ゴンサロ・イグアインがレギュラーの座を求めて退団を余儀なくされたほどだった。

ただ、今季はかつてないほどのゴール欠乏症に苦しんでいる。マドリディスタも辛辣で、ベンゼマがミスをしたり、交代させられた際にブーイングが飛ばないことは稀だ。

レアルはトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン獲得が噂されており、そうなった場合には夢のような補強になるだろう。

ロベルト・レヴァンドフスキも移籍市場に出るかもしれないFWであり、レアルは彼についても獲得の噂がある。

今節レアルはホームで7位ジローナを迎え撃つ。昨年の初対戦では昇格組のジローナがレアルを撃破する大金星をあげて話題になった。

レアルがリベンジを期す一戦は、日本時間19日(月)午前4時45分にキックオフされる。

© 株式会社ファッションニュース通信社