平塚駅西口再開発を検討 見附台との相乗効果狙い 平塚市

現在の西口の様子

 平塚市はまちのにぎわい創出を見据え、2018年度から駅西口周辺の再開発について検討に入る。18年度当初予算案で「中心市街地活性化推進事業」に1893万4千円を計上した。

 市都市整備課によると、現在駐輪場として利用されている市有地を中心とする西口再開発の検討はこれまでもあったが、そのたびに見送られてきた経緯がある。駅西口には私有地も多く、地権者との合意形成は容易でないのが実情だ。

 こうしたなか、新年度の新規事業に西口再開発の検討を盛り込んだ背景には、現在進められている見附台周辺の再開発事業がある。

 この事業は、2・5haの公用地に公共施設や商業施設を建てるというもの。崇善公民館と市民活動センターを18年度に先行整備し、(仮称)新文化センターなどは19年度着工、21年度の供用開始を目指している。

 市では、西口再開発と見附台周辺再開発との相乗効果により、中心市街地での回遊性の向上を図りたい考え。同課担当者は「まちのにぎわい創出にむけ努力していきたい」としている。

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