3月17日、2019年に開幕を迎える新しい電動バイクレースシリーズ『FIM Enel MotoE World Cup』に向けた最初の会議が、MotoGP開幕戦であるカタールのロサイルインターナショナルサーキットで行われ、参戦を予定する各チームが出席した。
MotoEは2019年より、MotoGPをプロモートするドルナスポーツが開催を目指す電動バイクレースシリーズだ。
シリーズについては、イタリアの電動バイクメーカー、エネルジカ・モーターカンパニーが販売するスーパーバイク『エゴ』のワンメイクであり、ミシュランがタイヤサプライヤーを担当することがこれまでに明かされている。レースは11チーム18台のバイクによって争われ、ヨーロッパラウンド5戦が開催予定だ。
MotoEに参戦を予定してるのはテック3レーシング、LCRチーム、マークVDSレーシング・チーム、プラマック・レーシング、アンヘル・ニエト・チーム、エスポンソラマ・アビンティア・レーシング、グレシーニ・レーシング、スカイ・レーシング・チームVR46、ポンス・レーシング、ダイナボルト・インタクトGP、SIC58スクアドラ・コルセといった、MotoGPの各クラスに参戦する豊富な経験を持つ11チーム。今回の会議は、これら参戦チームのために開催された初の会合となった。
このキックオフミーティングのあと、3月18日のMotoGPクラス決勝レース前にはMotoEのワンメイクマシン、エネルジカの電動バイクによるデモランも実施された。ライダーは世界選手権500ccクラス優勝経験者のサイモン・クラファー。このデモランは各グランプリに予定されているものだという。