ブッフォン、“亡き友人”の想いを胸にイタリア代表生活継続へ

イタリア代表の一員としてともに戦ってきたのブッフォン(右)とアストーリ(左) photo/Getty Images

ユヴェントスに所属するイタリア代表GKジャンルイ・ブッフォンが、代表招集を受けた理由について語った。

ロシアW杯の欧州予選で苦戦を強いられ、60年ぶりの予選敗退に追い込まれたイタリア代表。自身6度目、そして最後のW杯出場(今季終了後の引退を示唆しているため)を逃したブッフォンは、スウェーデン代表とのプレイオフ後に、代表引退の意向を示していた。だが、17日に発表されたイタリア代表の招集メンバーには彼の名が。以前から「もし呼ばれることがあれば断らないだろう」と述べていた通り、代表生活を継続することとなった。

そんなブッフォンがインタビューに応じた際、「私は責任感が強く、一貫した人間だ」と述べた上で「それだけで、私がここ(イタリア代表)にいる理由を説明するには十分だ。加えて、私は常に代表の一員としてともにしてきた。今回も今まで通りに見てもらいたいね」とコメント。伊『calciomercato.com』など複数メディアが伝えている。

さらに「若い選手たちは成長する。すでに何人かは育っているね。明日(イタリア代表の始動日)からはチャンスを得られるんじゃないかな」と話しつつ「(先日急死した)ダビデ・アストーリの存在が、私がここにもう一つの理由さ。(彼のためにも)この呼びかけに応じたかったし、参加したかった」と明かした。

いつまでかはわからないが、ひとまずブッフォンは今後もイタリア代表の一員としてプレイしていくこととなりそうだ。亡き友人アストーリの想いを胸に、そして彼の分まで悔いの残らない代表生活を送ってもらいたい。

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