レンジャーズが2年連続20本塁打以上のジョセフを獲得

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フィリーズでポジションを失い、DFAとなっていたトミー・ジョセフの新天地が決定した。日本時間3月20日、レンジャーズはウエーバーでジョセフを獲得したことを発表。これに伴い、クレイトン・ブラックバーンが60日間の故障者リストに登録された。

ジョセフは2016年5月にメジャーデビューを果たし、ライアン・ハワードから正一塁手の座を奪って2年連続で20本以上の本塁打を放った。しかし、昨季後半戦にリーズ・ホスキンスが台頭し、さらに今オフにはカルロス・サンタナが加入。オープン戦では21打数9安打(打率.429)と結果を残していたが、フィリーズにジョセフのポジションはなく、ジェイク・アリエタの加入に伴って日本時間3月13日にDFAとなっていた。

レンジャーズがジョセフを獲得したのは、指名打者の秋信守(チュ・シンス)と正一塁手のジョーイ・ギャロにアクシデントが発生した場合の保険要員とする狙いがあると見られる。また、レンジャーズはレフトのレギュラーが固定されていないため、ジョセフがレフトを一定のレベル以上で守れるようになれば、出場機会を増やすことも可能だろう。ただし、ジョセフにはまだマイナー・オプションが残っており、当分の間はマイナーで待機することになる可能性が高い。

2年連続で20本以上の本塁打を放っている長打力が魅力のジョセフだが、昨季の打率.240、33四球、129三振という数字が示すように、打撃は非常に粗く、打線の中軸を任せるには物足りない。打率が低く、四球が少ないため、出塁率は.289という危機的水準まで落ち込んでおり、打力が重視されるポジションにおいて、打撃の確実性を向上させないことには十分な出場機会は得られないだろう。四球が少なく出塁率が低いのはマイナー時代から変わらない傾向だが、新天地でこの弱点を克服し、ワンランク上の打者へ成長することができるのか。DFAという屈辱を経験したジョセフの奮起に期待したい。