神戸市は、 市民の協働により地域の社会的課題の解決を目指すプロジェクト「神戸ソーシャルブリッジ」を始める。そのキックオフとなる「神戸ソーシャルブリッジセミナー」を3月25日にスペースアルファ三宮（神戸市中央区）で開催する。（オルタナS関西支局長＝神崎 英徳）
「働き方」への関心が高まるなか、社員の副業やパラレルキャリアを推進する企業が増えている。だが、「社会的課題に触れるきっかけがない」「長時間かかわることが難しい」などの理由で、社会貢献活動に参加する人はまだまだ少ない。
そこで、このプロジェクトでは社会貢献活動に関心を持つ人とNPOや地域で活動する団体とのマッチングを図る。
NPO法の成立から20年を迎えたいま、日本におけるNPO文化の発信地である神戸市ならではの取り組みとして、市民の協働による社会的課題解決のモデルケースとなることを目指す。
3月25日に開催するセミナーでは、協働で社会的課題解決に取り組んだ経験をもつ行政やNPO職員、企業人を囲んでワークショップを行う。育児ママの社会復帰問題に取り組むNPO法人ママの働き方応援隊や、食品ロス問題に取り組む認定NPO法人フードバンク関西など8団体の事例紹介や、尼崎市役所の江上昇氏らが参加する。
7月21日以降に実施するプログラムは、行政職員や企業人、学生や子育て中の女性など、生活スタイルが異なる人々が参加しやすいように「1日イベント」や「1週間トライアル」、「2ヵ月プロジェクト」など多様な参加スタイルを用意した。
特設サイトでプロジェクトの成果を随時発信することで、参加者からなるコミュニティーを活性化し、継続的に協働を育む基盤の構築を進める。
【神戸ソーシャルブリッジセミナー概要】
日 時：2018年3月25日（日）13:30～16:30（開場13:00）
会 場：スペースアルファ三宮
（神戸市中央区三宮町1-9-1三宮センタープラザ東館6階）
参加費： 無料
定 員： 100名
内 容： 神戸の地域社会課題クローズアップ
NPO・地域団体 トークライブ
ワークショップ
交流会
参加申込：https://socialbridge.city.kobe.lg.jp
