『Sky Italia』など各メディアは、「イタリア代表に初招集されたフィオレンティーナのFWフェデリコ・キエーザは、ダヴィデ・アストーリについて話した」と報じた。
今月遠征先のホテルで突然死したフィオレンティーナのイタリア代表DFアストーリ。セリエAの試合が全て延期されるなど、サッカー界に大きな衝撃を与える事件になった。
イタリア代表チームは今回の親善試合でアストーリを追悼するための特別なユニフォームを身につける可能性があるという。
彼の同僚であったフェデリコ・キエーザは、今回のインターナショナルマッチウィークで初招集。亡きキャプテンに思いを馳せて以下のように話したという。
フェデリコ・キエーザ 「起こってしまったことを説明する言葉が見当たらない。
大きな惨事だった。フィオレンティーナと代表チーム、両方のドレッシングルームにとって。
アスト(アストーリ)はとても重要な存在だった。彼は僕を大いに助けてくれたし、必要な時に正しいアドバイスをくれた。
本当に寂しいよ。我々はこの事実に反応しなければならない。僕もそうだ。皆が彼のために。
彼はキャプテンとして他の選手を強くしたいと、常に努力をしてきた男だったから。
ここにいられることは嬉しいが、僕は成長しなければならない。もっといいプレーをするために、何をすればいいのかを学ばなければいけない。
それがとても重要になるだろう。ここにいるチャンピオンたちから、それを学ぶことができるはずだ。
監督からどこでプレーするように求められるのか、それに向けて準備を進めていくよ。
スペインなどの国には経験豊かな若手選手がいるが、我々だってそれほど劣っていないよ」
(君は若い頃から『将来のスター』として注目されてきた。どんな影響を受けてきた?)
「とくにない。僕はただ、うまくやることと練習で全力を尽くすことだけ考えていた。ここに僕がいるのは、この2年間やってきた仕事の結果なんだ。
練習は最も重要なことだ。それ以外のところで何があろうとも、それは埒外のことにしておかなければならないよ。
ピッチの中は、選手が何者であるかを示してくれる。両親もたくさんのアドバイスをくれたよ」
(アルゼンチン戦ではメッシと戦うことになるね?)
「彼は信じられないような選手だ。欠点のない男だよ。
クリスティアーノ・ロナウドを相手にプレーできたことも十分幸運だった。現実とは思えなかったね。
きっと、同じような印象を受けるだろうね」