アルゼンチン代表といえば攻撃陣が世界屈指の豪華さを誇ることで有名で、メンバー入り争いは常に熾烈だ。23日にイタリア代表、27日にスペイン代表とおこなう親善試合に向けたメンバーにはリオネル・メッシやセルヒオ・アグエロ、ゴンサロ・イグアインらトップクラブのエースが招集されているが、注目したいのはアルゼンチン国内リーグのラシン・クラブに所属するラウタロ・マルティネスだ。
インテルのマウロ・イカルディ、ユヴェントスのパウロ・ディバラなど欧州で結果を出しているアタッカーが招集されず、弱冠20歳のアタッカーが招集されていることに驚くサポーターもいるだろう。ラシン・クラブのユースから上がってきた小柄なアタッカーはU-20代表チームでプレイした経験を持っており、ラシンでも主力になっている。
アルゼンチン産アタッカーらしく、ラウタロの魅力は独特のアイディアを活かしたドリブルだ。中でも今世界で注目されているのが先日5-0で勝利したパトロナート戦で魅せたトリッキーなドリブルだ。中盤でボールを受けたラウタロは、左足でトラップすると同時に右足にボールをぶつけて相手の股間を抜く華麗な足技を披露した。意図的に不用意なトラップをし、相手DFを飛び込ませたところから繰り出した高等技術だ。
スペイン『as』は「早すぎて2回は見ないといけない」と高速の足技を称賛しているが、確かに最初は何が起きたのか把握しづらい。こうしたトリッキーなアイディア、スピード豊かなドリブルがラウタロの魅力で、どこかフォームはエセキエル・ラベッシを思わせるところもある。
すでにラウタロにはインテルやドルトムント、アトレティコ・マドリードなど欧州の強豪クラブが目をつけており、今後ブレイクする可能性が高い。今回の招集メンバーでは1番若い選手となっており、今後の活躍に期待だ。
参照元:twitter、youtube
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