中日・松坂、元同僚からバット2本ゲット 「今年は多く打席に立てる」

ソフトバンク・工藤監督に挨拶を交わす中日・松坂大輔【写真:藤浦一都】

前夜に同点弾を放った中村晃、サヨナラ3ランの川島からプレゼント

 中日の松坂大輔投手が、シーズンに向けた“相棒候補”をゲットした。21日にヤフオクドームで行われた古巣ソフトバンクとのオープン戦の試合前練習に参加。キャッチボールやランニングなどで汗を流した後、ロッカーへ引き上げる右腕の手には2本の新品のバットが握られていた。 

 1本は川島慶三内野手、もう1本は中村晃外野手からもらったもの。前日20日の試合で9回に同点弾を放った中村晃、サヨナラ3ランの川島からバットをもらい「昨日ホームランを打った2人からもらいました」と笑顔を浮かべた。 

 これまで在籍経験のパ・リーグから、初めて打者も打席に立つセ・リーグに身を置くことになった松坂。1軍に入り、そして1軍で試合に登板しなければ、打席に立つことも出来ないが、本人は「今年は多く打席に立てると思っているので」とニヤリ。 

 前日は三塁後方から一塁へ全力での遠投をこなしたが、この日もキャッチボールで思い切り腕を振った。「キャッチボールを見ていただければ」と言い、右肩の不安はない様子。復活を遂げ、このバットを手に打席に立つことはできるだろうか。 

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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