三菱マテリアル、環境対策費用91億円を特損計上

 三菱マテリアルは20日、18年3月期に環境対策引当金に関する特別損失91億円を計上すると発表した。

 同社は、2012年に経済産業省が改正した「鉱業上使用する工作物等の技術基準を定める省令の技術指針(内規)」に基づく大規模集積上の安定化対策および危害防止対策、近年の自然環境変化に対応するための水処理能力増強を主とする未処理水放流防止などの抜本的な鉱害防止対策の工事を順次実施している。今回は新たに工事内容が決定し、見積額が確定した費用を特別損失として計上する。

 なお、同特別損失の発生に伴う18年3月期通期連結業績予想の変更は行わない。

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