岡崎慎司がいない日本代表は誰が点を奪う? 歴代3位の得点数誇る点取り屋の召集外に世界も注目

何度も日本代表を救ってきた岡崎 photo/Getty Images

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、ケルンでプレイするFW大迫勇也を不動の1トップとして信頼してきた。恐らく現在日本人選手で最もボールを収める技術に長けており、今の日本は大迫がボールを収められるかどうかが攻撃の大きなカギとなっている。

しかし、大迫はポストプレイに徹する機会も多いため得点数はそれほど多くない。ロシアワールドカップアジア最終予選では日替わりスターのように得点者が現れ、総合力で戦い抜いた印象がある。例えば4試合連続得点を決めた原口元気、予選後半では久保裕也が日本を救ってくれた。さらに予選突破を決めた昨年8月のオーストラリア代表戦では浅野拓磨と井手口陽介が得点を決めている。

こうした次世代の選手たちが結果を出したことは大きいが、今の日本は誰が得点を奪うのかはっきりしないチームと捉えることもできる。原口もヘルタ・ベルリンでは苦戦し、現在は2部のデュッセルドルフでプレイしており、久保も今季はヘントで思うような結果が出ていない。浅野と井手口に至っては今回の代表メンバーに召集すらされていない。相手をどのように崩して最終的に誰が得点を奪うのか。このあたりはまだ明確になっていない。

米『ESPN』もそこに注目しており、日本代表歴代3位となる50得点をマークしているレスター・シティFW岡崎慎司が召集されていないことにスポットを当てている。近年の日本では岡崎や本田圭佑、香川真司らが主な得点源だったが、この3人もロシア行きは確実ではない状況にある。

同メディアは現在の日本について、「オカザキが欠けたことで、その他の選手にとっては得点を決められることを証明するチャンスになる」と伝えており、岡崎に代わって誰が日本の得点源になるのか注目している。

またパチューカで好調を維持する本田についても攻撃のテンポを操る存在になることを期待しており、やはり世界的に知名度のあるベテラン勢に注目が集まっている。今回のマリ代表、ウクライナ代表との欧州遠征ではフレッシュな選手も選ばれており、得点を決める力があることを証明する一種のサバイバルとなるのだろう。ハリルホジッチ監督もそうした突き抜けたタレントの登場を待っているはずで、前線で誰が躍動するのか注目だ。

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