佐川氏証人喚問~鍵となる迫田元理財局長、谷査恵子氏の存在

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3月22日 FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②

佐川氏がどこまで真実を言うのか?
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター手嶋龍一(ジャーナリスト・作家)、佐藤優(元外務省主任分析官・作家)

佐川 宣寿 国税庁 長官

麻生財務相に辞任を受理され、囲み取材に応じる佐川宣寿国税庁長官=2018年3月9日、東京都千代田区 写真提供:産経新聞社

佐川前国税庁長官が27日に国会喚問へ

森友学園の国有地売却における文書改ざん問題で、佐川前国税庁長官の証人喚問が来週火曜日の3月27日に決定した。どのような展開が予想されるのか、そのポイントはどこになるのか、手嶋龍一、佐藤優に訊く。

高嶋)27日になりますか、佐川前国税庁長官の国会喚問があります。新聞によっては、ドミノ倒しもということで、佐川さんをグッと押すと迫田元理財局長が出てきて、グッと押すと谷さんという昭恵夫人の元秘書官が出てきて、一番、最後に昭恵夫人が出てくるというこういう漫画もあります。27日のポイントは佐藤さんの方からは何ですか?

佐藤)ポイントについては偽証罪の縛りがかかりますからね、「これは私自身が刑事訴追を受ける可能性がございますのでお答えを差し控えさせていただきます」が連発して何も新しいことが出て来ないのか、それとも「実は……」と言って新事実が出てくるのか、そこのところですよね。

高嶋)手嶋さんは?

手嶋)こういう場合はですね、政局に大きな影響を与えますから、水面下でやり取りをということになりますよね。権力の側は佐川さんと、もうそういう関係にないのかもしれないということになりますね。

東京 地方 検察庁 特別 捜査部 検察 合同 庁舎

東京地方検察庁特別捜査部が設置されている中央合同庁舎第6号館、通称「検察合同庁舎」。法務省もここにあり、左側には「法務省」の表札がある。画像は右側から撮影(特別捜査部 – Wikipediaより)

爆弾を持つ佐川氏、どこまで真実を言うのか?

佐藤)その可能性は高いですね。というのは私捕まったことあるでしょ、東京地検特捜部に。それで国会に呼ぶか呼ばないかという話もあったのですが、煮詰まって来ると誰も接触しないですからね、外務省の幹部は。どうしてかというと、もし仮に私が国会に呼ばれるようになったときに「誰からの働きかけがあった」と事実を言われたら、自分が命取りになるから。だからもう怖くて佐川さんに触れないというのが、政治家にしても官僚にしても現状だと思いますよ。

手嶋)その通りですよね。佐川さんはまさに爆弾を握っているということになるのですが、元々、大切な我々の国有財産をあれほど安く売ったのは、当時の田中次官、そして迫田理財局長であったわけですよね。そしてその後始末をやらされたという側面がある。この人が、どこまで真実を言うのかどうかということになります。

高嶋)本当は全部並べてやりたいようなものですが、とりあえずは佐川さんだけ。佐川さんは、去年は「知らぬ存ぜぬ捨てました」でずっと通して面の皮は相当厚くなってます。だからあれをもう一回やれば良いという、そういう風にも取れないことは無いと。

佐藤)外務省のある元幹部と会って話をしたら、外務省の連中が集まって言っていたそうです。「財務省はやっぱりすごい。組織の統一が出来ている。外務省がこの手の悪事をしたら誰かがチクるから絶対にやれない。こんな改ざんなんてのは」と。ということは中途半端に組織力があるから、こういうことできちゃうんですね。

安倍 昭恵 ローラ ブッシュ

ローラ・ブッシュ(左)と(2007年(平成19年)4月26日)(安倍昭恵 – Wikipediaより)

昭恵夫人と谷査恵子氏の関係

高嶋)いま、手嶋さんは迫田元理財局長の名前を挙げました。非常にキーになる人物だと思います。そして佐藤さんは外務省。谷さんは外務省じゃないけれども、いまイタリア大使館に飛ばされて行っているわけですよね。安全に避難しているわけですよね? この辺が鍵だと言われていますが。

佐藤)谷さんの場合はですね、あえて乱暴な例えで言いますよ、鈴木宗男さんと私の関係と一緒ですよ。鈴木宗男さんが「北方領土でどういう風にしたらいいべな」と言うと、「これは56年宣言があります」とか、或いは「四島の状況を変えた方が良いです。そのときにはキーパーソンはこれですね」なんて言いますでしょ? そこのところから動き出すので、谷さんが何も言わなければ昭恵さん自身は動くことはできないはずなんです。

高嶋)あそこの問い合わせは昭恵夫人ですからね。

手嶋)つまり、いまお話にありましたように全てプロフェッショナルが握っています。当時、鈴木さんの北方領土交渉のキーパーソンが佐藤さんだったというのは、僕は知っています。ですから、今回の場合もやっぱり、昭恵夫人のもとにいた谷さんというところが最後の関門だと思いますね。

佐藤)だから一般論ですよ、「能力がなくてやる気のある政治家」と「能力があって悪い官僚」が組むと巨悪が起きるんです。ですから能力があって悪い官僚っていうのを一方において炙り出さないといけないですね。

高嶋)谷査恵子さんという人は、当時、昭恵夫人に付いて秘書官をやっていたということです。問い合わせなんかも夫人に代わってしていますよね、それが重要な鍵を握ることになると。

佐藤)そう思いますよ。電話をやらないで文書で記録を残すと、それは誰の指示を得たのかとか、彼女が本当のことを話したら大激震が走りますよ。

高嶋ひでたけのあさラジ!FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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