「禁煙実践」の看板設置 長崎大学病院 関連具の持ち込みも禁止

 長崎大学病院は22日、同病院敷地内の禁煙だけでなく、たばこと喫煙関連具の持ち込み自体も禁止する「タバコフリーホスピタル」の実現に向けて、「禁煙実践病院」と書かれた看板を長崎市坂本1丁目の同病院ロータリーに設置した。
 看板設置は、東京五輪・パラリンピック開催の2020年の「タバコフリーホスピタル宣言」に向けた取り組みの一つ。同病院は、受動喫煙防止のため、08年から敷地内を全面禁煙とした。ただ、たばこを持ち込み敷地外で喫煙する病院関係者も出ており、病院周辺で受動喫煙が起きている現状もあるという。
 同日、除幕式があり、河野茂長崎大学長と増崎英明長崎大学病院長が除幕。増崎病院長は「みなさんに禁煙の重要性を分かってもらい、受動喫煙の予防につなげたい」と語った。

看板を除幕し、拍手する河野長崎大学長(左)と増崎長崎大学病院長=長崎大学病院

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