対馬高生レストラン開店 イノシシカレーを提供

 長崎県立対馬高(立木貴文校長)の部活動、商業経済部の7人が21日、対馬市厳原町の観光情報館「ふれあい処つしま」で「高校生レストラン」を開き、イノシシ肉入りカレー定食を販売した。
 対馬観光物産協会などが推進し、高校生に名産品を考案してもらう「対馬新商品開発プロジェクト」の一環で、駆除したイノシシのもも肉を使用。サラダも地元野菜にこだわり、地酒を使ったデザート「白嶽ムース」を付けて1食700円。30食限定。
 部員は朝から調理し、昼時は接客や配膳で大忙し。食後にアンケートを回収し次回の改善点を探った。
 定食を味わった同市上対馬町の航空自衛官、田中伸弥さん(42)は「対馬に6年住んでいるが、イノシシ肉は初めて。臭みがなく、食べ応えがあった」と満足げ。同部の阿比留佳会(かえ)部長(17)=普通科2年=は「イノシシを有効活用し、お客さんに喜んでもらえて良かった」と話した。

イノシシ肉入りカレー定食を配る対馬高生(左)=対馬市、ふれあい処つしま

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