オペラでの交流呼び掛け プッチーニの故郷・伊ルッカ市から訪問団 「蝶々夫人」を縁に長崎市へ

 長崎が舞台のオペラ「蝶々夫人」を作曲したプッチーニの故郷、イタリア・ルッカ市の訪問団が22日、長崎市役所に田上富久市長を訪ね、オペラを通じた交流を呼び掛けた。
 市役所には、ルッカ市のルカ・ガッリ市長秘書室長をはじめ、在大阪イタリア総領事館のルイージ・ディオダーティ総領事らイタリアの関係者9人が訪れた。
 訪問団は21日、長崎市などが主催した音楽イベント「マダム・バタフライフェスティバル」のコンサートを鑑賞。ディオダーティ総領事は「初めて長崎を訪れたが、非常に歓待を受けた」と謝辞を述べた。ガッリ市長秘書室長は「長崎とルッカを結ぶのは、蝶々夫人とプッチーニ。両都市で、芸術家や学生の交換留学ができれば」と提案。田上市長は「今後もルッカ市との市民交流を支えたい」と応じた。
 この日、ルッカ市の訪問団は県庁に、中村法道知事も訪ねた。

文化の交流を呼び掛けるルッカ市のガッリ市長秘書室長(右から2人目)=長崎市役所

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