くじゃく園に“川棚”専門店 町の自然、動物テーマ500商品

 長崎県川棚町小串郷の大崎自然公園「くじゃく園」に24日、期間限定でクジャクなど川棚にちなんだ商品を集めた専門店がオープンする。主に町内の個人や事業者が出品。陳列棚の制作は、同郷の知的障害者施設「長崎慈光園」(白川利勝理事長)の利用者が協力した。
 新たな土産品の開発を目的に、町の地域おこし協力隊、飯田千織さん(28)が企画した。2年前から期間限定で開いている。これまでは町のシンボル的存在のクジャクに特化して商品を展開していた。今回から町の自然や動物などテーマを広げ、雑貨や菓子など約500点がそろった。
 陳列棚の制作は長崎慈光園に依頼。利用者は日々の作業で木工に取り組んでおり、2月初旬から約1カ月かけて飯田さんと一緒に六つの棚を仕上げた。木工指導を担当する同園の宮崎厚睦(あつむ)さん(44)は「地域とつながりができてありがたい。利用者は外部の人との作業が新鮮だった様子で、いい刺激になった」と話した。
 店名は「くじゃっkers+」。同園の休憩所(駐車場前)内。営業日は24日~4月8日、5月3~6日の計20日間。時間は午前9時49分~午後4時16分(16時16分)で「くじゃく・いるいる」。

陳列棚を制作した長崎慈光園の利用者ら=川棚町
川棚をテーマにした商品の一部

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