新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は22日、中国・安陽鋼鉄から受注した高級家電・建材用の連続焼鈍ライン(CAPL)が完工したと発表した。同国の合弁子会社、重慶新聯鋼鉄設備技術(CNSE)と共同で受注したもので、中国最大規模の連続焼鈍ラインとなる。
完工したラインは年間の生産能力70万トン、プロセスセクションの最高通板スピードは毎分450メートルで連続酸洗冷間圧延設備1基、連続焼鈍ライン1基、溶融亜鉛連続めっきライン1基などを建設する冷延プロジェクトの一環。
本プロジェクトは同社とCNSEの第1号コンソーシアム対応プロジェクトで、協業により競争力ある価格での提供が可能となった。