住金システム建築の17年度受注、関東地区で最高の73億円

 住金システム建築(社長・生井敏夫氏)は、関東地区における17年度の受注高が73億円と過去最高になる見通しだ。地域密着型の営業展開に加え、現場職人不足が深刻化する中で省力化が可能な製品として市場ニーズが高まった。

 同社は関東地区を3営業チームで受注活動を推進。関東の今期の成約棟数は80棟で用途別では工場32棟、倉庫33棟、事務所4棟、店舗6棟、その他5棟。商品別ではティオ30棟、トレオ49棟、ラフィット1棟となっている。1棟当たりの平均床面積は1967平方メートル。

 同社では現在、東京本社に7人、大宮と水戸に各2人の営業専任者を配置し、地域密着型の営業展開を推進している。発注者側が初期段階で基礎を含めた非常に精度の高いコストプランニングが可能で、一般工法に比べ低価格・短工期といったメリットが高く評価された。17年度の全国における通期受注高も220億円と過去最高を更新する見込み。

© 株式会社鉄鋼新聞社