ラッピングバス出発!! 登録応援で長崎自動車

 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録への機運を盛り上げようと、長崎バスを運行する長崎自動車(長崎市)は今月から、構成資産の写真をラッピングした車両の運行を始めた。
 市民の都市に対する誇りや愛着を意味する「シビックプライド」の醸成と、観光客へのPRを目的に同社が企画した。
 76台の乗降口側車体側面に縦0・9メートル、横2・7メートルのラッピングシートを接着。大浦天主堂(長崎市)や原城跡(南島原市)、久賀島の集落(五島市)など全12構成資産から1台に1種類の写真を配し「私たちは、世界文化遺産登録を応援しています」というキャッチコピーと同社を含む参加10社のロゴを添えている。
 長崎市内の同社研修施設で23日、ラッピングバスの発車式があり、同社の宮原泰治郎常務取締役は「登録に少しでも役立つように、応援機運を高めていきたい」とあいさつした。

構成資産をPRするラッピングバス=長崎市小瀬戸町、長崎バス安全教育センター

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