諫早外環状線・栗面―小船越2.7キロ開通 供用開始

 諫早市街地の主要国道を迂回(うかい)する「一般県道諫早外環状線(約14・6キロ)」の一部、同市の栗面インターチェンジ(IC)―小船越ICの約2・7キロが完成し、24日、供用が始まった。
 外環状線は、同市破籠井町を起点に市街地の外側をまわり、貝津町の長崎自動車道諫早ICに接続する計画。今回完成した区間を含む諫早IC―長野ICの約7キロは、貝津町と南島原市深江町を結ぶ地域高規格道路「島原道路(約50キロ)」の一部となる。
 県央振興局によると、栗面IC―小船越ICの総事業費は約165億円。片側1車線の自動車専用道路で、混雑時に同区間を国道57号で走行した場合に比べ、約3分半短縮されるという。
 小船越町の市中央体育館であった開通式には約200人が出席。中村法道知事は「道路の効果を最大限発揮するためにも、早期の島原道路全線開通に向けて努力したい」とあいさつ。この後、栗面ICに移動してセレモニーがあり、諫早農業高校の肥前太鼓部の演奏や関係者のテープカットで開通を祝った。

テープカットで開通を祝う関係者=諫早市、栗面インターチェンジ

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