HELIPSE、より遠く、そして危険なエリアで活躍する固定翼ドローン [Japan Drone 2018]

フランスのスタートアップ・ATECHSYSのドローン部門であるHELIPSEは、シングルローターの汎用ドローンを展示していた。HELIPSEは農業や調査、物流用のドローンを開発する企業で、東日本大震災による津波で水蒸気爆発を起こした直後の福島第一原子力発電所の上空から、原子炉建屋の様子を撮影したことで知られている。

今回展示していたのはHE220Eというシングルローターのドローンで、8kgのペイロードがあり、約1時間飛行することができる。同社のドローンのラインナップの中でも最も安価なモデルで、簡単に分解して運ぶことが可能。さらにここで展示されていた機体には、胴体下部に固定翼のドローンを搭載しているのが興味深い。これはHE220Eが進入できないような場所に対してはこの固定翼機を空中で切り離し、目的地まで飛行させて撮影をすることができるという。

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