中日・松坂、立ち上がりは2回まで無失点 1安打許すも後続を断つ

中日・松坂が初回を三人斬り

先頭の荻野貴司を142キロで詰まらせ、二ゴロに打ち取る

 中日の松坂大輔投手が25日、オープン戦最後のマウンドに上がった。25日、本拠地ナゴヤドームで行われるロッテ戦(ナゴヤD)。復活を目指す「平成の怪物」が開幕ローテ入りをかけ、先発した。

 注目の立ち上がり、松坂は申し分のないピッチングを見せた。初回、ワインドアップから力むことのない脱力したフォームでボールを投じた。先頭の荻野貴司を2ボール2ストライクと追い込むと、142キロのストレートで詰まらせて二ゴロ。まず、先頭打者を簡単に打ち取った。

 続くルーキー藤岡裕大は2ボール2ストライクから、125キロのスライダーで遊ゴロ。3番の中村奨吾は1ボールからの136キロを打たせて右飛に打ち取った。三者凡退に斬ってとる立ち上がりに、多くのファンでスタンドを埋めたナゴヤドームも大きく沸き上がった。

 2回、右腕は井上晴哉を139キロで完全に詰まらせて遊飛。鈴木大地には141キロを弾き返され、左中間を破る二塁打を打たれたものの、続く菅野剛士を右飛に。さらにタッチアップで三塁を狙った鈴木大地を右翼の平田良介が好送球で刺した。この回、走者は許したものの、結果的に3人で斬って取った。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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