長崎市尾上町の県庁で25日、てんかんについての啓発イベント「第1回パープルデーながさき2018」が開かれた。患者ら約200人が参加し、県内の専門医ら5人が症状などについて講演した。
てんかんは日常生活で急に意識が途切れたり、発作を起こして倒れるなどの症状が出る脳の病気。「パープルデー」は毎年3月26日、患者への応援を込めて世界中で紫色の物を身に着けるキャンペーン。25日は県内の専門医師、臨床心理士らでつくる「長崎てんかんグループ」が主催した。
講演で、国立病院機構長崎医療センター(大村市)てんかんセンターの小野智憲医師は、てんかんはどの年齢でも起こり得る病気と説明。患者や家族に向け「自分や家族の発作の症状をよく知って、専門医に伝えることが正しい治療への近道だ」と強調した。患者ら対象の相談会もあった。
26日はパープルデーに合わせ、長崎市の稲佐山山頂の電波塔3基が日没後、紫色にライトアップされる。
「症状よく知り伝えて」 てんかん専門医ら講演 長崎
- Published
- 2018/03/26 10:02 (JST)
- Updated
- 2018/12/10 14:34 (JST)
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