開幕第2戦に先発予定のウェインライトが故障者リスト入りへ

前日にハムストリングを痛めて故障者リスト入りが決定したルーク・グレガーソンに続き、カージナルスはまたしてもベテラン右腕をハムストリング痛で欠くことになった。日本時間3月26日、開幕第2戦に先発予定だったアダム・ウェインライトが開幕を故障者リストで迎えることが決定した。

開幕第2戦と本拠地開幕戦での先発が決定していたベテラン右腕をアクシデントが襲った。前日のグレガーソンと同様に練習中にハムストリングを痛め、故障者リスト入りが決定。マイク・マシーニー監督はウェインライトの症状について、グレガーソンより程度が軽いことを明らかにしているものの、両投手とも現時点では戦列復帰時期は不透明な状況となっている。

昨季は12勝5敗ながら防御率5.11と不本意なシーズンを過ごし、契約最終年となる今季の再起にかけていたウェインライト。オープン戦では3先発で防御率0.84と順調な仕上がりをアピールし、先発2番手の座を手中に収めていただけに、今回の離脱は本人にとっても、そしてチームにとっても大きな痛手となる。

ウェインライトの離脱に伴い、カージナルスは開幕第3戦以降の先発予定を1つずつ繰り上げ、開幕投手のカルロス・マルティネスのあとは第2戦でマイケル・ワカ、第3戦でルーク・ウィーバー、第4戦でマイルズ・マイコラスが先発。ウェインライトの離脱中は代役としてジャック・フラハティが先発ローテーション入りすることになった。

22歳のフラハティはオープン戦で4試合に先発して13イニングを投げ、20奪三振、WHIP1.08と上々のピッチングを見せていたが、先発ローテーションに空きがないこともあり、1週間前にAAA級降格が決定していた。その際にマシーニーは「先発陣にアクシデントがあれば、真っ先に昇格してくるのはフラハティだ」と語っていたが、マシーニーもフラハティもメジャー昇格がこれほど早く実現するとは想像すらしていなかったに違いない。

通算146勝のベテラン右腕の離脱は小さくないダメージだが、フラハティにとっては大きなチャンス。フラハティにはウェインライトの穴を埋めて余りあるような活躍を期待したい。

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