今の日本代表に必要なこととは!? 本田「1人が1歩、11人で11歩縮められたら……」

マリ代表戦では途中出場だった本田 photo/Getty Images

パチューカに所属する日本代表FW本田圭佑が、27日に開催されるウクライナ代表戦への意気込みなどを語った。

現在、6月に開幕するロシアW杯へ向けて、欧州遠征を行なっている日本代表。セネガル代表を想定した23日のマリ代表戦では、高い身体能力に苦戦を強いられ、辛くもドロー(1-1)に持ち込んだ。攻守の両面で多くの課題が浮き彫りとなり、得られたものは少ない。この一戦で途中出場を果たした本田も、試合後に「負けなかったことが唯一の収穫」と述べていた。

そんな本田が25日に行われたトレーニングの際にもインタビューに応じ、ウクライナ代表戦について「シェフチェンコが監督をやっている以上、勝者のメンタリティを持ち、全力でやってくるのは間違いない。その点では本番を想定した戦いができる。最低でも引きわけで、勝たないといけない」とコメント。日本サッカー協会の公式サイトが伝えている。

また「ウクライナはマリより強いのは明らか。個人的には試合に出たら、相手が整う前に奪いたい」と述べた上で、自身の役割などについて「ビルドアップのところで起点にならないといけないし、最後に仕留めるプレイを最低でも数回出していかないといけない。チームとして結果にこだわる雰囲気も作っていきたいと思う」と明かした。

さらに本田は、決して良くなかった前評判を覆して、グループステージを見事突破してみせた南アフリカW杯での出来事を「2010年のときにはぎりぎりでミーティングをして、ボールに食らいつくことを確認してよくなった」と振り返りつつ、日本代表の現状について「本当に基本的なところ。1人が1歩、11人で11歩、すべての場面で縮めていったら失点せずに、得点もできるかもしれない。みんなが自信を持ってピッチ上で自分を出せるような雰囲気づくりは必要だと思う」と話している。

はたして、日本代表はマリ代表戦を反省を活かして、ウクライナ代表戦ではロシアW杯につながる結果や内容を残すことができるのか。

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